空からの遠望ベストテン

TYFさん撮影の「茨城県常陸大宮市上空からの塩見岳228km」はGPSにより距離が確定しているため、「房総半島太東崎沖上空からの富士山約230km」と並べて3位とします。
距離写真山名展望地撮影年月日投稿年月撮影者撮影者からのコメント
1324km御嶽山米沢市上空2012/12/132012/12TYFさん 昨日、仕事で札幌へ出掛けましたが、飛行機の便が昼少し前にもかかわらず結構遠望がききました。特に御嶽山がずっとよく見えており、写真は米沢市上空からのものです。丁度米沢城址を真下に見下ろす位置から撮ったものです。肉眼ではもう少し先まで見えていたのですが、写真に残すには米沢市上空辺りが限界でした。写真はコントラストを強調してあります。
 この日は不覚にもGPSを持参するのを忘れてしまい、何とか位置を特定出来る場所から撮影したいと、山と同じように地上も眺めていました。
 GPSもないのにどうして飛行ルートの画像があるのか疑問を持たれるかも知れませんが、とても便利なソフトがあり、現在どのような飛行機がどのようなルートで飛んでいるのかをリアルタイムで確認出来るとともに過去の飛行ルートを便名で検索出来るようになっています。ということで飛行の翌日私が搭乗した便名で飛行ルートを検索した次第です。この飛行ルートは航空機のGPSでのデータを使っているので大変正確です。航空機の衝突防止等を目的に航空機から位置、高度、速度等の情報(ADS−B信号)を常に発信しており、その信号をリアルタイムで受信して航空機の位置を地図上に表示しているようです。
http://www.flightradar24.com/
2303km富士山山形県五色温泉上空2014/05/102014/05TYFさん 公私共々色々あり、すっかりと御無沙汰致しました。5月10日に所用で札幌へ出掛けましたが、その時搭乗した JAS507 便で富士山を追っかけてみました。羽田から千歳へ向かう航路では離陸してしばらくは富士山がよく見えるのですが、その後飛行方向の関係で富士山は見ることが出来なくなります。この日も私の座席の窓からは富士山が見えなくなったのですが、後ろの座席の窓をひょっと眺めると富士山が見えていたので富士山を追っかけてみました。後ろの座席の方の目線にカメラが入らぬようにして撮影しました。この時の航空機の位置は写真右の図の航空機の印の位置です。緯度が 37.4743 経度が 140.1539 辺りになり、富士山までは約 303km になります。
 撮影位置を確認する目的で富士山を撮影後25秒後に機窓真横に見えていた飯豊山を撮影してみました。飛行速度と高度から25秒後の位置を計算しカシミール画像と比較してみました。このことから富士山を撮影した位置の経緯度には大きな差異はないかと思います。
飯豊山
3約300km北アルプス福島上空2013/09/282013/10iwaoさん 北海道からの帰路は富士山、日本アルプスを見る最高のルート羽田〜富山便に乗るために、羽田経由で帰りました。写真は千歳〜羽田便の進行方向右側から見た北アルプスです。
 最初雲かなと思っていたのですが、よくよく見るとどこかで見たような山容・・・・GPSのトラックデータと撮影時間から、N37°48'58 E140°39'07 標高10000m付近かと思われます。
4約270km御嶽山那須上空2011/02/162011/02TYFさん 2月16日に札幌まで出張しました。羽田発が夕方近くだったので展望はあきらめていましたが、上空は見事な眺めでした。残念ながら逆光でしたが、逆光なりの墨絵のような風情のある眺めでした。写真は那須の三本槍の真東約10km辺りからの眺めです。手前に浅間山や四阿山、奥に御嶽山、乗鞍岳、穂高・槍等が見えています。御嶽山はまだまだ見え続ける感じでしたが、写真撮影後すぐに翼に隠されてしまいました。
5228km塩見岳茨城県常陸大宮市上空2010/01/302010/01TYFさん 昨日30日出張で出掛けた札幌からの帰り便で機窓から南アルプスがよく見えていました。はじめて航空機でGPSログとカメラを同期させ撮影場所を特定させてみました。この日は撮影場所は雲が掛かっており地上とまわりの山が見えないので場所がまったく分かりませんでしたが、GPSを使えばやはり撮影場所を比較的正確に特定出来そうです。この撮影場所からは北岳まで約218km、塩見岳までは約228kmになります。南アルプスはもっと遠くから見えていたと思いますが、方向が航空機の進行方向に近いと窓の構造上どうしても見えなくなります(窓が2重になって窓に厚さがあるため機内からの視界が非常に狭くなる)。
5約230km聖岳房総半島太東崎沖上空2008/10/032008/10ジグソーさん 撮影は3日。北京からの便の窓からです。富士山の右に南アが写っているような気もするんですが、完全にシルエットで雲と判別がつかないので、とりあえず富士山ということにしておきます。
 (註 by Walstone:南アルプスが見えていることは間違いありません。撮影地点の位置が正確には特定できませんが、房総半島の八幡岬沖約25kmの上空5500mということにしておきます。そうすると聖岳までの距離が約230kmとなります。)
富士山と南アルプス→ カシバードによる展望図(by Walstone)→
7約200km桜島御岳大分県玖珠町上空約9000m付近2012/04/262012/05月見さん 写真は4月26日に長崎から羽田に向かう機内から撮影したものです。Flightradar24というサイトから、おおよその撮影場所は大分県玖珠町上空約9000m前後かと思われます。 斜めになっているうえレンズ内のゴミ写りと拙い画像ですが、当日は九州の主な山々を展望できました。最遠は桜島の御岳で約200kmです。
8約150km白根三山伊豆大島上空2007/06/132007/06ジグソーさん 鹿児島に出張していた帰りに機内アナウンスで「ただいま伊豆大島上空です。左手には富士山が……」と流れたので目を凝らしてみると確かに富士山が。その左手にも何やら白い山並みが……山の形から判断するに白根三山のようです。だとすると、富士山まで約100km、白根三山まで約150kmとなります。
 さすがに機内からの投稿は反則になっちゃいますかね?
8約150km北アルプス山梨県八代町上空あたり2012/04/212012/04魚斎さん 4月21〜22日、四国に行ってましたが現地はお天気が悪く何も見えませんでした。 21日朝、行きの飛行機から山が見えました。GPSをONしていましたが調子が悪かったのかデータなし。仕方がないのであれこれ視点を変えてみましたがなかなかうまくいきません。大体わかったのは三つ峠上空あたりから北アルプスが見えているらしい、ということです。翼の下あたりの八ヶ岳はすぐわかったので、左下が甲斐駒あたり、その上が乗鞍岳、右の長い山脈は北アルプス、という構図のようです。あまり見ない角度なので判別が難しいですね。けっこう北アルプス北部も見えているみたいですが、よくわかりません。撮影地点が特定できない上、被写体も見えているやらいないやらなので約150kmとしましたが、もしかするともうちょっと先があるかもしれません。何はともあれ、GPSをチェックしませんとね。
 訂正です。またあれこれやってみたところ、八代町上空あたりが最もしっくりくるようです。最も遠いのは立山周辺ですから、約150kmというのは変わらないですが。
10約140km富士山房総半島沖上空2009/04/262009/04ジグソーさん 昨年にも似たような場所から似たような写真を投稿してますが、ご容赦下さい。26日の北九州〜羽田便機窓より。撮影時刻は17時37分です。
 今回は背後に南アは写っていません。機内から見る限り、南アは完全に雲に覆われていました。房総半島がポヤポヤしているのは、薄いモヤがかかっているのと、逆光の窓越しでの撮影のためだと思います。