連休は南アルプス南部の池口岳に行ってきました。中央アルプスから見ると、光岳の南にある、鋭い双耳峰です。池口岳の西尾根を麓の池口集落から往復しました。途中、水場が期待できないため、テントと水の重い荷になりました。道ははっきりしていて特に迷いやすい所や危険な所はありませんでした。赤いテープが目障りなほどあります。
[データ]
【日 程】1997年10月10日〜10月11日
【山域名】南アルプス
【山 名】池口岳(北峰2392m、南峰2375.6m)
【天 候】晴れ。曇り。
【メンバー】O君、H、Walstone
【地形図】1:50,000「赤石岳」「井川」「時又」「満島」
【資 料】『南アルプス 静寂と秘境を求めて』平口善朗ほか(光陽出版社)
『南アルプス山行記』平口善朗ほか(サンブライト出版)
『日本300名山ガイド西日本編』市川静子ほか(新ハイキング社)
『決定版信州百名山』清水栄一(桐原書店)
【タイム】
第1日(実歩行時間4時間15分)
池口集落遠山宅10:30→12:00山の神→15:30ザラナギ平
第2日(実歩行時間5時間40分)
ザラナギ平7:10→8:15光岳分岐→8:30池口岳北峰→9:00池口岳南峰9:05→9:30池口岳北峰9:40→10:40ザラナギ平11:35→13:20山の神13:30→14:15池口集落遠山宅
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山の神からしばらく登ったところで中央アルプス方面の見えるところがある。空木岳から南へ、南駒ヶ岳、仙崖嶺、越百山、安平路山など数年前に縦走した山々がわかる。あの時、逆に赤椰岳からこちらを写した写真を年賀状に使ったのだった。さらに左に富士山をつぶしたみたいな大きな山は恵那山のようだ。北アルプス方面から見るのと形が少し違う。
眼下の山腹には遠山郷下栗の集落が見える。下栗からの林道をたどると稜線上に何か巨大な建物が光っている...しらびそ峠にある建物だった。
1837.5m三角点の手前のガレから池口岳が望める。双耳峰の池口岳は、偃松尾下の大ガレから見た笊ヶ岳にそっくりである。
1971m標高点付近にテントが一張り、しばらく行った平らな所に一張り。「水場」の標識の手前にテントを張る。樹林の中の平地で幕営の好適地。しかし、展望はない。ここがザラナギ平であろう。夜、上空には星が見えた。
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帰りは荷も軽く、軽快に下る。栗をお土産に拾う。遠山さん宅に置かせてもらった車まで戻ると、雲をかぶった池口岳が高く聳えているのが見えた。
Walstone
(1997/10/14記 Nifty-serve FYAMAP MES-6 #10248)