奥多摩・三頭山から男体山白根山を遠望

三頭山地図

 絶好の展望日和となった11日に、奥多摩の三頭山から笹尾根を歩いてきました。三頭山では北に、日光の男体山や白根山を望むことができました。

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 昨晩予約しておいた駅前タクシーで鶴峠へ。8,490円。良く踏まれた道を三頭山に向かう。途中から南西方向に富士が現われてくる。このあとは一日中、右手に富士を眺めながらの歩きとなる。三頭山手前の稜線から、南東遥かに海が見える。双眼鏡で確かめると房総半島と三浦半島。手前の鉄塔のある島は江ノ島だろう。

 途中に看板「ここから先は都民の森ではありません」。だから何だ、と言いたくなる。

 三頭山山頂(指導標による中央峰、本来の西峰)からは北に奥秩父の稜線。雪が全く見られない。と、その向こうに真っ白な山。六ッ石山の向こうに見えるのは、形からして間違いなく男体山(30度の方向、偏角未補正)。女峰山や太郎山も見えているようだ。その左、天目山(三ツドッケ)のピークの間に白い山頂がわずかに覗く(25度の方向、偏角未補正)。方向からして白根山ではないだろうか。

男体山
<三頭山から日光白根山、男体山>

 ぽんぽこりんさん作のYAMADIST.EXEによると、三頭山(北緯35゜44′09″、東 経139゜01′01″)から
方向距離
男体山20゜30′03″121,658m
白根山15゜21′54″121,999m
でした。

 北西にはこちらも雪で白い金峰山がわずかに見える。五丈岩がわかる。

 東峰の展望台からはスモッグの中に新宿高層ビル群やサンシャインビルが見える。右手、相模湾方面は木立に遮られて見ずらい。

富士山
<三頭山からの富士>

 冬枯れの明るい尾根を、右手に富士、左手に大岳山を眺めながらの快適な歩き。丸山を過ぎたあたりから友人Hが足に痛みを感じ始めたため、浅間峠から棡原に下る。陣馬山から夕富士を眺めようとの目論見はまたの機会とする。

【日 程】1996年2月11日(日)
【山域名】奥多摩
【山 名】三頭山(1531m)、槙寄山(1188.2m)、丸山(1098.3m)、土俵岳(1005.2m)
【峠 名】鶴峠、西原峠、笛吹峠、小棡峠、日原峠、浅間峠
【天 候】快晴
【同行者】友人H
【地形図】1:50,000「丹波」「五日市」
【タイム】上野原6:40=>7:15鶴峠7:20→9:05三頭山9:50→10:40槙寄山10:45→11:30笛吹峠→11:45丸山12:00→12:30土俵岳→12:40日原峠→13:20浅間峠13:30→14:20棡原支所前(実歩行時間5時間50分)

 帰ってから旧FYAMAのNCHさん(現むらばやしさん)の1993年12月18日の記録を拝見。郷原から三頭山まで1時間30分で登ってしまったとはとんでもないスピードだったと改めて驚きました。三頭山東峰から御前山の右肩に筑波山が見えるとのこと。新宿のビル群に目を奪われて筑波山を探さなかったのは失敗でした。

 コース中、雪は日陰にわずかに残っていた程度でした。

Walstone

(1996/02/12記 Nifty-serve FYAMAP MES-6 #04048)