家族で乗鞍岳

地図

 8月4〜5日に乗鞍岳へ家族で行ってきました。コースは、鶴ヶ池駐車場〜富士見岳〜肩ノ小屋泊〜剣ヶ峰往復でした。

 肩ノ小屋は、登山者20人ほどとスキー合宿の団体が100人以上。それでも、畳敷きの個室で、窓から剣ヶ峰が眺められてなかなかでした。難点は、食事と、布団がじっとりと重かったこと。いままで泊った中で一番高かったね(標高も料金も)と言い合いました。

 5日の朝は、山頂は快晴で、松本方面は雲海という、展望には申し分のない状態。600mmレンズと三脚も持ってきたのでガスの出ないうちに早く登りたいと思うのに、小屋の朝食7時、そのあと子供のトイレに手間取って、歩き始めたのは8時近く。登りながら北アルプス方面はだいたい拝めたものの、雲がどんどん上がってきてしまい、山頂からは間近にあるはずの御岳すら駄目で、コロナ観測所など乗鞍岳の山頂部しか見られませんでした。

 権現池は飲用水をとっているため近づいてはいけないようです。また、大日岳(奥ノ院)や高天ヶ原は高山植物保護のためか立入禁止になっていました。

 小屋からの雲海、登りながらの笠ヶ岳〜槍穂高〜常念岳、焼岳、霞沢岳の展望と、コマクサをはじめ高山植物を見ることができたことに、子連れ登山としては満足すべきでしょう。3歳の末っ子もよく歩いてくれました。

【日 程】1994年8月4〜5日
【山 名】乗鞍岳(3,026m)
【天 候】晴れ
【同行者】子(小3、小1、3歳)、妻
【地 図】1:50,000 「乗鞍岳」
【タイム】
 第1日(実歩行時間1時間)
 乗鞍岳鶴ヶ池駐車場14:05→14:35富士見岳→15:10乗鞍岳肩ノ小屋
 第2日(実歩行時間3時間20分)
 肩の小屋7:50→9:05乗鞍岳9:50→10:15朝日岳→11:05肩の小屋11:15→12:10鶴ヶ池

乗鞍岳肩ノ小屋、コロナ観測所と槍穂 権現池
<肩ノ小屋、コロナ観測所と槍穂><権現池>

 帰りは乗鞍高原の「長野県乗鞍自然保護センター」に立ち寄りました。立体地形模型や岩石、植物動物などオーソドックスな展示ではありましたが、乗鞍岳に登った後だっただけに子供たちも興味深げでした。玄関の床に、カモシカやリス、ライチョウ、ウサギなどの足跡がつけてありました。子供たちと当てっこをしたり、歩き方をまねしたりして遊びました。

Walstone

(1994/08/07記 @nifty 旧FYAMA MES-5 #3565)