地図

黒部ダムから劒沢雪渓を登って立山へ

 第1日目(7/28)の午後が雨に降られたくらいで(これが予想外の雨で大変でしたが)、あとは快晴、普通なら昼近くになると出てくるガスもなく、7/29〜30 は一日中、展望を楽しむことができました。

【日 程】1992年7月28〜30日
【山域名】北アルプス
【山 名】立山
【ルート】黒部ダム→内蔵助平→ハシゴ谷乗越→真砂沢ロッジ(泊)→劒沢雪渓→別山→内蔵助山荘(泊)→立山→一ノ越→東一ノ越→黒部ダム
【天 候】1日目・晴れ後雨、2日目・快晴、3日目・快晴

 最初の予定では、1日目に内蔵助谷を登って内蔵助山荘に泊まり、2日目に立山から五色ヶ原というコースを考えていました。ところが、内蔵助平の真砂沢との分岐点からしばらく行った所で道を失い、1時間近く探したのですが見つからず、雨もひどくなってきたので、上記のルートに予定を変更しました。分岐点の標識にはマジックで「迷いやすい」と書いてありました。日程の都合で、五色ヶ原には行けませんでしたが、そのかわり、劒沢雪渓を登り、別山から劒岳を間近に眺めることができました。

別山からの劒岳 劒沢と後立山連峰

残雪の室堂平 雷鳥 未明の富山湾

 最終日は立山大汝山頂で日の出を迎えるべく、2:30 に起きたのですが風が強かったので内蔵助山荘で日の出を見てから出発となりました。快晴とはいっても、秋や冬とは違って遠方がだんだん霞んでくるため、山頂で撮った写真に富士山や北岳が写っているかどうか不安なところです(こんなときこそ、赤外フィルムが威力を発揮しそうですね)。風に負けずに早く登ればよかったかなぁ(^^;)。

 今までは、360度のパノラマなどあまり撮ったことがなかったのですが、別山と大汝山とで2回も撮ってしまいました(大汝山からのパノラマ)。今回、残念だったのは白山をはっきりと見ることができなかったことです。

雄山の立山神社社務所には、お守りなどと並んでパノラマ写真も飾ってありましたが、売り切れとなっていました。

薬師岳 龍王岳・鬼岳

 一ノ越から東一ノ越まではお花畑の中のゆるやかな下りの展望の良いルートで、一ノ越までの賑やかさと比べると嘘のように静かで、もうけものでした。東一ノ越からの龍王岳・鬼岳・獅子岳の眺めは圧巻です。タンボ平からロッジくろよんまでの道は、あまり歩かれていないようで薮が茂り、蒸し暑くてまいりました。

 真砂沢ロッジは我々のほか5名、内蔵助山荘は20名で、空いていて気持ちよく過ごせました。特に内蔵助山荘は(11年ぶりに泊まったのですが)お薦めの山小屋です。

 帰りは、大町温泉郷の薬師の湯に寄ってきました。

Walstone

(1992/08/01記 @nifty 旧FYAMA MES-4 #806 と MES-5 #566 から編集)