地形図

ついでに登った粟倉山(富士川谷)

 富士川支流の早川に行ったので、ついでに近くにあった粟倉山に登ってきました。粟倉山といっても、ほとんどの方はご存じ無いでしょう。「粟倉山」をインターネットのGoogleで検索しても、「松坂屋のお歳暮」の1件しかヒットしませんでした。とりたてて良い山ということもなく、展望が素晴らしいというわけでもありませんが、これから、私のこのページだけが検索エンジンでヒットすることを期待して掲載します(^^;)。

 知られていないとは言っても、5万分の1地形図や20万分の1地勢図には、ちゃんと載っています。身延山から北へ、早川に向かって低くなる稜線の途中に、おまけのようにふくらんでいる小さな山です。登山道は出ていませんが、差越の集落から東へ峠越えの道があり、その峠から稜線伝いに登ることができました。夏では、薮に包まれてしまうかもしれません。

※右の地図は、「山旅倶楽部」の日本地図「4万全国」をカシミール3Dで描画したものを改変して使用しています。

【日 程】2001年12月17日(月)
【山 名】粟倉山(704.4m)
【天 候】晴れ
【同行者】なし
【地形図】1:50,000「身延」
【タイム】差越入り口12:40→13:25差越→13:40峠→13:55粟倉山14:10→14:20峠→14:30差越→15:00差越入り口(実歩行時間2時間)

 早川沿いの県道の「差越入り口」という看板のところから、急な車道を登る。途中、西に笊ヶ岳が望める。甲府盆地から見るのと違って、双耳峰には見えない。身延線の波高島駅付近から見るのと同じ向きになる。

<笊ヶ岳(左)と偃松尾(右)>

 差越の集落は、新築の家が2軒ある。ここだけが現在も住んでいる家のようだ。犬がしつこく吠えるが、人の気配はない。

 集落を過ぎて、廃道になりかかった細道をしばらく登ると、峠。向こうに富士川が見える。ここから送電鉄塔の脇を通って、少し行けば三等三角点のある粟倉山山頂。ススキ越しに富士山の頭が覗く。木立の間から、富士見山や笊ヶ岳、布引山も見える。

 北側にある粟倉の集落へくだる道も見当たらず、もと来た道をもどる。

<粟倉山山頂からススキの向こうに富士> <粟倉山山頂から木の間越しの富士見山>

Walstone
(2001/12/25記)