地形図

雲取山・飛龍山

 丹波に車を置いてバスで鴨沢に行き、鴨沢→雲取奥多摩小屋(泊)→雲取山→飛龍山→丹波と歩いてきました。雲取山頂からは富士山と南アルプスを眺めることができました。

※右の地図は、「山旅倶楽部」の日本地図「20万全国」をカシミール3Dで描画したものを改変して使用しています。

【日 程】2002年9月21日〜22日
【山域名】奥秩父
【山 名】七ッ石山、雲取山、飛龍山
【天 候】曇り
【同行者】子(小6)
【地形図】1:50,000「丹波」「三峰」
【タイム】

〈第一日〉(実歩行時間3時間50分)
丹波役場前 9:42 ⇒ 10:00 鴨沢 10:05 → 13:05 七ッ石小屋 13:10 → 13:40 七ッ石山 13:55 → 14:40 奥多摩雲取小屋
〈第二日〉(実歩行時間7時間10分)
奥多摩雲取小屋 6:25 → 7:10 雲取山 7:25 → 8:00 三条ダルミ → 8:30 狼平 8:40 → 10:20 飛龍山 10:35 → 10:50 飛龍権現 → 11:25 前飛龍 → 12:35 熊倉山 → 13:10 サオラ峠 13:15 → 14:10 大王沢 14:15 → 14:50 丹波役場

第一日(9/21)
 靴紐も結ぶ時間もなく慌ててバス停に駆けつけると、すぐにバスが来た。鴨沢のバス停には東京方面から来た登山者が数人。ゆるやかな登りの道を奥多摩小屋をめざす。15年ほど前に歩いたはずなのに、まるで覚えがない。七ッ石山から富士山や雲取山が見渡せる。飛龍山がやけに遠くに見える。雲取山に向かう石尾根は、なだらかでよく踏まれていて、自転車でも行けそうな道だ。

<石尾根登山道> <飛龍山の夕焼け>

 思ったより早く雲取小屋に着く。小屋の壁に、この夏に辞めたという岡部仙人の辞職の言葉が貼ってあった。新しい小屋番は、来てからまだ3日目だそうな。この小屋も15年前に泊まったはずなのに、覚えがない。今夜の客は我々のほかに5人だけ。客が少ないのは、食事が出ないためなのだろう。何年か前に宮様が泊まったという畳敷きの個室を見学。飛龍山の夕焼けを眺めてから、早めに寝る。

<雲取山頂避難小屋> <雲取山頂からの富士>

第二日(9/22)
 予報通り曇ってしまった。曇ってはいるものの、雲取山頂から富士山や南アルプスは何とか見える。甲武信岳と小川山の間に、ちょっぴり頭をのぞかせている赤岳が嬉しい。

 山頂の避難小屋は新築されていて奇麗。中はなかなか広く、トイレは別に建てられており、これなら寝袋も持ってきたことだし、ここに泊まればよかった。

<雲取山から飛龍山と南アルプス>
マウスカーソルを画像の上に置くと、山名を表示します。
<雲取山から国師ヶ岳〜甲武信岳>
<雲取山頂三角点> <狼平>

 石尾根とはうってかわって急な道を下る。狼平は広い平地で格好のテントサイト。ただし、水場がない。三ッ山から飛龍山にかけては、小さなピークがいくつもあって遠くからは鋸歯状に見えるが、登山道は山腹を巻くため思ったより楽に通過する。道の荒れたところには新しい橋がかけられて良く整備されており歩きやすい。飛龍山へは、飛龍権現まで行く手前に直接山頂をめざす近道があってこれを登る。

 前飛竜は露岩があって展望が良さそうなところだが、今日は曇ってしまったため休まず通過する。前飛竜からの急な斜面を下っている間に雨が降りだす。ここから雨の中の丹波の村までの下りが長かった。

Walstone
(2002/09/29記)