地図

家族で常念山脈縦走(北ア)

 今年の夏休みの家族登山は、燕岳から大天井岳を経て常念岳までを縦走しました。燕岳から常念小屋まで歩いた中日はこの辺では20日ぶりとかの雨の歩きとなってしまいましたが、最終日は常念岳山頂から槍穂のパノラマを眺めることができました。帰りは、高ボッチの麓の崖ノ湯に宿をとって、翌日は馬場家住宅や旧開智学校など、松本市内観光を楽しんできました。

※右の地図は、「山旅倶楽部」の日本地図「20万全国」をカシミール7.0で描画したものを改変して使用しています。

【日 程】2001年8月6日(月)-8日(水)
【山 名】燕岳(2,763m)、大天井岳(2,922m)、常念岳(2,857m)
【天 候】8/6晴れ、8/7雨、8/8晴れ
【同行者】子(高1、中2、小5)、妻
【地形図】1:50,000「信濃池田」「槍ヶ岳」「上高地」「松本」
【タイム】
 第1日(実歩行時間4時間30分)
 南安タクシー柏矢町駐車場8:05⇒8:55中房温泉9:15→12:25合戦小屋12:40→13:50燕山荘(燕岳往復)
 第2日(実歩行時間5時間30分)
 燕山荘7:05→7:35蛙岩→10:35大天井岳10:40→13:55常念小屋
 第3日(実歩行時間5時間40分)
 常念小屋6:30→8:00常念岳9:00→9:55前常念10:00→13:50三股⇒14:20南安タクシー柏矢町駐車場

 車で豊科の南安タクシーまで行き、柏矢町の南安タクシー無料駐車場に車を置いて、タクシーに乗り換え中房温泉へ。

 中房から燕への道は三大急登とかいわれる登りだが、道は良く休憩のベンチも適度にあるので、それほど大変ではない。登山道の途中に木の根が張りだしていて、昨日見てきた「千と千尋の神隠し」の“釜爺”みたいだと子供が言うので、写真に撮る(下左)。

<“釜爺”> <燕岳>

 燕山荘に着くと、西側の展望が開け、槍穂が見える。燕山荘で宿泊手続きをしてから、燕岳を往復する。付近にはコマクサが多い。燕岳山頂からは、槍穂が見える程度で、富士山や南アルプスは望めない。

<コマクサ> <燕岳山頂付近>

 二日目は朝からあいにくの雨。今年の北アルプスは晴れ続きで、この雨は20日ぶりとか。期待していた燕山荘から大天井岳を経て常念小屋までの縦走は、無展望の歩きとなってしまった。

<雷鳥の親子> <東天井岳へ>

 第三日は快晴で明ける。前日、蝶ヶ岳からやってきて常念小屋に泊っていたテレビクルーが日の出の風景を撮影している。

<常念岳と常念小屋> <黎明の槍ヶ岳>

 常念小屋からの朝の槍ヶ岳、常念岳山頂からの槍穂の大パノラマ。4年前、雨と強風で三股から蝶ヶ岳にも登れず引き返してしまったとき子供たちに見せたかった景色を、ようやく眺めることができた。

<常念岳山頂からのパノラマ> 写真をクリックすると大きく表示されます。

 下山は前常念を経て、三股へ。前常念付近の大きな岩が積み重なった道にてこずり、タクシーを呼んである三股までが予想以上に時間がかかってしまった。

 柏矢町の駐車場で自家用車に乗り換えて、崖ノ湯に向かう。北アルプスは雲に覆われていて、歩いてきた常念岳を眺めながらの入浴とはいかなかったが、薬師平ホテルのぬるめの露天風呂は快適だった。

<崖ノ湯、薬師平ホテル> <薬師平ホテルの露天風呂>

Walstone
(2001/08/11記)