地形図

春霞の節刀ヶ岳・十二ヶ岳(御坂山地)

 暖かい日が続いたので、御坂の節刀ヶ岳と十二ヶ岳に行ってきました。思ったとおり、十二ヶ岳山頂付近の鎖場には雪はほとんどありませんでした。天気は良かったものの、もう春霞の状態で、遠望はききません。

※右の地図は、「山旅倶楽部」の日本地図「4万全国」をカシミール3Dで描画したものを改変して使用しています。

【日 程】2002年3月17日(日)
【山 名】節刀ヶ岳(1736.4m)、十二ヶ岳(1683.3m)、毛無山(1500.1m)
【天 候】晴れ
【同行者】子(小5)
【地形図】1:50,000「甲府」
【タイム】10:25→10:40登山口→11:45大石峠→12:55節刀ヶ岳13:30→14:15十二ヶ岳14:30→14:30→15:40毛無山14:55→17:10長浜(実歩行時間5時間)

 河口湖の北岸の大石集落の奥の谷まで、車で入る。淵坂峠に登って、毛無山−十二ヶ岳−節刀ヶ岳−大石峠とまわる予定だったが、淵坂峠への道がわからなかったため、道標のある大石峠に向かうことにして、予定の逆コースとする。

 季節外れで誰もいないオートキャンプ場の所から大石峠に登る道に入る。トレッキングコースと書かれた看板が、不必要なほどしばしばあらわれる。途中に一ヶ所、水場あり。

 大石峠は草地になっていて、展望が開ける。今日の予定の十二ヶ岳と、その向こうに大きな富士。眼下に河口湖。河口湖の向こうの杓子山や鹿留山は霞んでいる。

<大石峠から河口湖方面> <節刀ヶ岳から十二ヶ岳と富士>

 雪は、北面の山腹にはたくさん見えるが、稜線の登山道には日陰に少し残っている程度。ゆるやかな稜線を峠から一時間あまりで節刀ヶ岳に到着。節刀ヶ岳は、甲府盆地から見ると目立つピークだが、山頂の木立のため360度の展望というわけにはいかない。背伸びして、霞んだ南アルプスを確認。山頂の南の岩が展望が良い。ここで、北の金峰山から南の富士山まで、東側180度のパノラマを撮影する。

 金山で、鬼ヶ岳に続く主稜線を離れて、左へ十二ヶ岳に向かう。金山から少し下ったところに、左の谷へおりる標識があった。オートキャンプ場へもどる周遊コースになっているらしい。梯子やロープの登り下りを過ぎると祠のある十二ヶ岳山頂。木立の山頂だが、富士山方面が開けている。

<十二ヶ岳西面> <十二ヶ岳東面>

 東へ向かう下りも急な斜面で、鎖とロープの連続。雪が着いていたり凍っていたりすれば、危険だと思う。下りきったところに小さな吊り橋。

 十一ヶ岳を過ぎると鎖やロープもなくなって安心して歩けるが、一つ一つのピークを律義に越えていかなけれならない。

 毛無山からは、さらに東への稜線をたどって淵坂峠に出て、車に戻るつもりだった。ところが地図には道が描いてあるものの、だんだん踏み跡があやしくなってきて、傾斜が増したところでわからなくなってしまった。道のはっきりした長浜へ下ると車まではとんでもない回り道になってしまうし、強引に行ってしまえば行けるかもしれないとは思うものの、子連れではあるし、暗くなっては迷う恐れもあるので、引き返して長浜へ下る。

<吊り橋> <毛無山への尾根道>

Walstone
(2002/03/30記)