地形図

好展望の川上岳から位山へ(飛騨)

 5月の連休は好展望の山として知られる川上岳(かおれだけ)に行ってきました。川上岳山頂にテントを張って、朝と夕に360度の展望を楽しむことができました。川上岳からは、天空遊歩道と名付けられた尾根を位山まで歩き、飛騨一之宮の駅に下山しました。このルートは、御嶽山と白山のちょうど中間に位置して、両方の山と北アルプスを眺めながら歩くことができます。

 

※右の地図は、「山旅倶楽部」の日本地図「20万全国」をカシミール3Dで描画したものを改変して使用しています。

【日 程】2003年5月03日〜04日
【山 名】川上岳(1625.9m、一等三角点)、位山
【山 域】飛騨
【天 候】晴れ
【同行者】なし
【地形図】1:50,000「三日町」「萩原」
【タイム】
 第1日(実歩行時間2時間20分)
山之口林道ゲート14:30→16:25水場16:35→17:15川上岳                            第2日(実歩行時間4時間30分)
川上岳7:45→8:55三等三角点(1443.7m)9:00→10:25位山10:50→12:00苅安峠12:20→13:10飛騨一之宮駅  

 下の息子が中学生になってしまったため、今年は同行者がいなくなった。大学時代の友人で、数年前に一度いっしょに山に行ったことのある友人に、お誘いのメールを出してみたが返事がない。年賀状にメールアドレスが書いてあったのだが、見ていないようだ。電話で誘うほどでもないので、一人で行くことにする(このページを見たら、メールくださいね、日進市のNくん(^_^))。

 中央東線、中央西線、太多線、高山線と乗り継いで飛騨萩原へ。ここからタクシーで山之口林道の川上岳登山口へ向かう。タクシー料金は、6380円。登山口には車が20台以上も止めてあった。

 登り始めると、次々に人が下ってくる。20人くらいの団体、何組もの二人連れはいずれも中高年だったが、20代の若いグループもあった。

<コブシ> <登山道沿いのショウジョウバカマ>

 登山道沿いには、ショウジョウバカマの花が多い。

 標高1460m付近で、雪解けの沢水を補給して頂上へ。乗鞍、御嶽、白山が霞んでいる。北アルプスは見えない。日没後の白山のシルエットが美しい。

<川上岳山頂から御嶽山> <夕焼けの白山>

 午前2時半頃、テントの外を見ると快晴。空には満天の星。天の川がはっきりとわかる。

 5時前にウグイスの声で目覚める。外はすでに明るい。パノラマ写真を撮りまくる。

<朝焼けの北アルプス> <天空遊歩道から川上岳>

 尾根道は歩きやすい。木立の間から、御嶽や白山が眺められる。位山から来た中年夫婦とすれ違う。

 位山の山頂は樹林の中で展望はないが、近くの展望広場からは白山がよく見える。

<位山山頂> <スキー場から飛騨一之宮>

 位山の山腹にあるスキー場の上部からは、北アルプス〜御嶽山のパノラマが素晴らしい。これから下っていく飛騨一之宮の町が一望できる。

 苅安峠で太平洋と日本海の分水嶺の碑を見た後、飛騨一之宮へ。飛騨一之宮からは、山と山との間に黒部五郎岳が見えている。駅のすぐ近くにある「臥龍の桜」は、すでに散った後だった。

<飛騨一之宮からの黒部五郎岳> <臥龍の桜>

Walstone
(2003/06/28記)