安倍奥・二王山

 安倍川上流の二王山に行ってきました。二王山は、好展望の山として名高い十枚山と安倍川をはさんだ西側にあります。十枚山より500mも低く、安部奥の山々に囲まれているため遠望は効きませんが、八絋嶺や山伏を眺められるのではないかと期待して登りました。

「山旅倶楽部」の日本地図「20万全国」を
カシミール3Dで描画して改変
<杉林の中の登山道>

【日 程】2003年3月30日
【山 名】二王山(1208.1m)
【山 域】安部奥
【天 候】晴れ時々曇り
【同行者】子(小6
【地形図】1:50,000「南部」
【タイム】梅ヶ島小中学校下の公園 9:20 → 11:10 二王山 11:40 → 13:05 梅ヶ島小中学校下の公園(実歩行時間3時間)

 湯の森の登山口周辺には車を置くスペースがない。梅ヶ島方面に走って、梅ヶ島小中学校下の公園に駐車する。

 標識に従って畑の中を行くと登山カードを入れたポストがある。ここから急登。たちまち高度を稼ぐ。ほとんどが杉林の中。木々の間から見える十枚山の山頂部が雪で白い。

 杉林が切れて、雑木林になると傾斜が緩やかになる。山頂部はなだらかで広いため、山頂の見当がつけにくい。あそこが山頂かと何度かだまされる。山頂にも杉の木があるが、北側が切り開かれている。安部峠と雪のついた八絋嶺が見える。大谷嶺や山伏は雲の中で見えない。

<二王山山頂から北方の眺め>
中央の鞍部が安部峠、左に八絋嶺
<満開の梅>

 三角点は山頂標識とは別のピークにある。三角点は三等なのに、まわりに石が置かれていてなかなか立派。山頂と三角点との間は窪地になっていて二重山陵のようにみえる。その窪地に溶け残りの雪がわずかにある程度で、周辺に雪はない。

 帰りは、来た道を下る。安倍川を遡って、新田で真新しい「黄金(こがね)の湯」に入る。車なので、ビールが飲めないのが残念。安倍川流域の満開の梅を眺めながら、桜が満開の静岡の町に向かう。

Walstone
(2003/04/01記)