倉見山から杓子山

地形図

 富士を眺める山として有名な倉見山と杓子山をつないで歩いてきました。朝から晩まで快晴無風で、絶好の展望山歩きとなりました。

【日 程】2003年12月21日(日)
【山 名】倉見山、杓子山、高座山
【峠 名】向原峠、鳥居地峠
【天 候】快晴
【同行者】息子(中1)
【地形図】1:50,000「都留」「山中湖」
【タイム】富士急東桂駅9:10 → 9:50倉見山登山口 → 11:15倉見山11:25 → 11:30見晴らし台11:45 → 12:05向原峠 → 13:40杓子山14:15 →15:05高座山15:15 → 16:05忍野郵便局(実歩行時間5時間30分)

 富士急行線東桂駅から鹿留発電所をめざす。導水管沿いの道を登ると、眼下に桂の町と高川山が眺められる。高川山の右には、先月歩いた麻生山、権現山、扇山がよく見える。導水管の上部で柵に鍵がかけられていて行き止まりになってしまった。仕方なく、来た道を戻って、歩いている人に教えてもらった鹿留のお寺の所の登山口に向かう。

 落ち葉の散り敷いた林の中を倉見山へ。

<鹿留発電所導水管上部から
桂町と高川山>
<倉見山からの富士>

 倉見山の山頂は木があるものの間からの展望が良い。南に富士、東に御正体山、北に奥秩父の山々。御正体山の左には丹沢の蛭ヶ岳や大室山が頭をのぞかせている。奥秩父は、左から国師ヶ岳、黒金山、甲武信ヶ岳、破不山、雁坂嶺が肉眼でもわかる。

<倉見山から御正体山> <倉見山から奥秩父の山々
手前は鶴ヶ鳥屋山>

 倉見山は双耳峰で、やや低い南峰の肩が見晴し台になっている。西方に中央自動車道が走る富士吉田の町が見下ろせ、遠くには南アルプスの山並み。

<倉見山見晴し台からの南アルプス> <杓子山山頂>

 にぎやかな中高年グループを追い抜いて向原峠から杓子山に向かう。ここからは、あまり踏まれていないようで、道が悪い。足場の悪い急なところやアップダウンが多い。明見から登ってくる道と合流すると杓子山山頂は近い。杓子山はにぎやかなことを覚悟していたが、山頂には誰もいなかった。午後2時近いので皆下山してしまったのだろうか。こころおきなく写真が撮れる。東には相模湾と房総半島、南へ箱根山、伊豆の山々、愛鷹山、正面に大きな富士、そこから西へ南アルプスの山並み、三ッ峠の左には八ヶ岳の一部も見える。御坂黒岳と八ヶ岳の間に北アルプスが霞んでいる。

<杓子山からのパノラマ>

 帰りは、高座山、鳥居地峠を経由して忍野に下る。逆光に光るススキの原がきれいだ。

<熊出没注意の看板> <高座山からの下り>

 忍野郵便局前のバス停に着くと、30分前にバスは行ってしまって、次は1時間待ち。タクシーを呼んで富士吉田駅へ(3,200円)。朝来る時に甲府から高尾行きの列車の中へ息子が帽子を忘れてしまったので、高尾駅へ寄り道して遺失物係から帽子をもらって帰る。

Walstone
(2003/12/27記)