地図

柳沢峠から三窪高原−倉掛山−白沢

 三窪高原は、山梨県では甘利山と並ぶレンゲツツジの名所として知られていたのが、最近は鹿の食害がひどく、毎年おこなわれていたツツジ祭りも取りやめになってしまったとか。一度は見たいと思っていた三窪高原のツツジでしたが、人出の多さに敬遠していたのを、この機会に遅ればせながら訪ねてみました。

【日 程】2009年6月20日(土)
【山 名】柳沢の頭(1671.2m)、ハンゼの頭(1685m)、倉掛山(1776.7m)
【天 候】曇り
【同行者】妻
【地形図】右の地図は20万分の1地勢図「甲府」の一部を、使用したものです。地図中の赤い線は歩いたルートを示しています。※「塩山市」は現在は「甲州市」になっています。
【タイム】柳沢峠8:30 → 9:00柳沢の頭 →9:25ハンゼの頭9:40 → 10:30板橋峠 → 11:55倉掛山12:05 → 12:45大白沢峠13:00 → 14:10白沢峠口 → 14:20バス停「芦沢入口」(実歩行時間5時間)

 塩山駅から柳沢峠までタクシー5,660円。曇ってはいたが、柳沢峠に着く直前にタクシーの窓から富士が見えた。幸先が良い。ツツジ祭りの頃は車を停める場所もないほど賑わっていたというのに、駐車場には10台弱。

 林に入るとハルゼミの声がにぎやか。ハンゼの頭には登山者が10人ほど。南アルプスは霞んでいるが、富士は見える。無線中継の鉄塔に向かうと、まったく葉の付いていないツツジの株が目立つ。咲いているものもやや盛りを過ぎている。防火帯として切り開かれたなだらかな稜線を倉掛山に向かう。ところどころに小さなピークの急登、急降下がある。

<ハンゼの頭からレンゲツツジと富士> <防火帯の縦走路>

 倉掛山の手前のピーク付近に鮮やかなレンゲツツジの大株があった。ひと登りで倉掛山。林の中に三等三角点。木立の間から甲武信ヶ岳方面が見える。白沢峠は小広く、四方へ道が通じている。真ん中にトラックの残骸。

<レンゲツツジ> <倉掛山三等三角点>
(遠景の山は木賊山と甲武信ヶ岳)
<白沢峠にあった朽ちたトラック>

 峠から白沢へは急な下りが続く。沢までが意外に長い。国道の白沢口にはバス停はなく、芹沢入口バス停まで歩く。山梨市の新しいバス時刻表があり、これによると次は1時間待たねばならないようだった。同じコースを下ってきた二人連れが14:40のバスがあるはずだと言うので、タクシーを呼ばずに待っていると、そのとおりにバスがやってきた。山梨交通バスの時刻表はバス停に掲載されていなかった。


Walstone
(2009/07/31記)